roundtrip プラグインはページの読み込み時間を測定したりページにタイマーを連動させたりします。この API は BOOMR.plugins.RT
に内包されます。
roundtrip プラグインの全ての設定は RT
の名前空間の下に入ります。設定オブジェクトについては 使用方法 #6 — boomerang の設定 に記載しています。
RT
になります。
document.referrer
に RT
Cookie が一致しなければページの往復時間は測定しません。これは RT
Cookie がまだ有効な状態で3番目のページを訪れたからということを意味し、ページの読み込み時間は無効となる可能性があります。strict_referrer
を false
にすればいいでしょう。
roundtrip プラグインを設定するために呼び出される BOOMR.init() メソッドです。
BOOMR.init()
を通して渡された設定オブジェクト。詳しくは 設定項目の説明 をご覧ください。
BOOMR.plugins.RT
オブジェクトへの参照。メソッドチェーンをサポートします。
sName
に指定された名前のタイマーを開始します。タイマーはミリ秒でカウントされます。boomerang のビーコンの測定結果を記録を終えるには endTimer()
を呼び出す必要があります。
オプションとなる2番目のパラメーターである nValue
はタイマーの開始時間とするタイムスタンプをミリ秒で指定します。これは boomerang が読み込まれる前にタイマーを開始する必要がある場合に便利です。
startTimeer と endTimer の使用例は 使用方法 #4 をご覧くさい。
BOOMR.plugins.RT
オブジェクトへの参照。メソッドチェーンをサポートします。
startTimer("t_page")
を呼び出すと endTimer("t_resp")
を呼び出す副作用があります。これらのタイマーは通常(できるだけ近い)読み込んだ最初の byte から onload
(t_page
)までと onbeforeunload
から最初の byte の時間(t_resp
)を使います。明示的に startTimer("t_resp")
を呼び出す必要はありません。
sName
に指定された名前のタイマーを停止します。endTimer()
が呼び出される前にタイマーが開始している必要はありません。この名前のタイマーが開始していない場合、前のページの unload 時間を代わりに使用します。これはページ間の時間の測定を可能にします。
startTimeer と endTimer の使用例は 使用方法 #4 をご覧くさい。
BOOMR.plugins.RT
オブジェクトへの参照。メソッドチェーンをサポートします。
明示的な時間を測定するために sName
に指定された名前のタイマーをセットします。
boomerang
が読み込まれる前にページ内の時間を計測していて、それらの値をビーコンに含めるために roundtrip プラグインへ渡す必要がある場合はこのメソッドを使う必要があります。setTimer()
を呼び出す前に startTimer()
や endTimer()
を呼び出す必要はありません。もしそうした場合、古い値は無視され関数に渡された値が使用されます。
BOOMR.plugins.RT
オブジェクトへの参照。メソッドチェーンをサポートします。
通常は boomerang の page_ready イベントが発生した時に自動的に呼び出されますが、onload イベントとは関係ない状態の読み込み時間を測定するために明示的に呼び出すこともできます。
このメソッドはページの読み込み時間を計算し、ビーコンを送信する十分な値かどうかを判断します。その時に sendBeacon メソッドを通してBOOMR
オブジェクトに知らせます。
done()
メソッドの明示的な呼び出し方の例は 使用方法 #2 をご覧ください。
BOOMR.plugins.RT
オブジェクトへの参照。メソッドチェーンをサポートします。
roundtrip プラグインが終了したのかどうかを確認するために BOOMR.sendBeacon() によって呼び出されます。
true
を返します。false
を返します。このプラグインはビーコンに次のパラメーターを追加します:
name|value
になります。r
と異なり、strict_referrer
が明示的にオフになっている場合のみ設定されます。最新のソースコードとドキュメントは github.com/SOASTA/boomerang に公開されています。